さ、ちょっとリレー形式でお送りいたします。
前回はDaniel Johnstonの映画について書きましたが、今回はそのダニエルが初めてNYCにライブと録音のために訪れた際にダニエルがライブ後ケンカ・逃走、街中に逃亡してそれを探し回った一人、Thurston Moore。まぁ、劇中は「サーストン」と言ってたけど、たぶんサーストン・ムーアの事でしょう。Sonic Youthがある程度同行してたみたいだし。まー何と贅沢な鬼ごっこ。
そういうワケで、そんなThurston Mooreの新譜『Trees Outside The Academy』を聴きました。
あまり期待してなかったんだけど、なかなか良かった!!! 2004年に出した『Mats Gustafsson/Sonic Youth with Friends - Hidros 3』が、個人的には「Sonic Youthはあまりそっちの方に傾倒しない、何とも言えないバランス感覚でやって欲しいんだよなぁ」と聴いてみて勝手な事を思って去年リリースした『Rather Ripped』は遠ざけておいたまま未聴なんですけど。
そういう経緯があって期待してなかったんだけど、ダニエルの映画も観たし、イッチョ聴いてみるかと腰を上げたんだけど。いやぁ、イイネ。
全体的にサーストンの持ち味が全開で、ギターの音もメロディも良いしシンプルな構成で裏切らない内容。そして随所に入るSamara Lubelskiのバイオリンがなかなか良くって、下手なポストロックなんか聴くより断然良い。
一番のオススメは6曲目の「American Coffin」。所謂「現代音楽」って感じの雰囲気を持つ曲で、このアルバム中では他の曲とは毛色が少し違うんだけど。ギューンと鳴るギターノイズから始まって突然ピアノの旋律に変わる、粗いんだけども美しさを持った素敵な曲。このピアノ、ただマイクで拾ったような音で空気の流れるゴゴゴゴって音が入ってるんだけど、それがまた良い感じ。インタールード的な役割なのか、この曲を挟む前と後では曲調も違って、前が全体的に大人しいというか抑え目なさーストンで、後がハードロックって意味じゃ無しに激しいサーストン。「American Coffin」の入りが激しいギターノイズで途中から大人しいピアノの音だから、アルバム全体で言えば後ろ前で、そういう意味でも何とも面白味のある1曲。
サーストンの。いや、ロックの持つ多様な音楽性のちょっとした縮図のようなアルバムなので、是非!!! こういう所謂ロックのアルバムって、そんなに聴く方じゃない僕も、これは何度も聴けるなー。Sonic Youthの今年のアルバムも聴いておこ。
■Album Preview |
| release date : | 2007-09-18 |
| label : | Ecstatic Peace (official website) |
| Ecstatic Peace (myspace) | |
| tracklisting : | 01 - Frozen Gtr (sample mp3)
02 - The Shape is in a Trance (sample mp3) 03 - Honest James 04 - Silver>Blue 05 - Fri/End (sample mp3) 06 - American Coffin 07 - Wonderful Witches (sample mp3) 08 - Off Work 09 - Never Light (sample mp3) 10 - Free Noise Among Friends 11 - Trees Outside the Academy 12 - Thurston@13 |
| buy : | Amazon.co.jp
Tower Records iTunes |
| < Thurston Moore > | |
| official website : | http://www.sonicyouth.com/dotsonics/thurston/ |
| myspace : | http://www.myspace.com/thurstonmoorefansite |
| discogs : | http://www.discogs.com/artist/Thurston+Moore |
tktgysmr : 2007.09.24 - 03:11 : alternative, disc-review




